髪質改善と縮毛矯正、選ぶならどちらがオススメですか？

強いうねりや髪のダメージなど、髪に関するお悩みは男女ともに尽きないものですよね。
自宅でのケアだけでは改善が実感しにくい場合には、美容室を訪ねてみましょう。

 

髪質改善や縮毛矯正などのメニューがあなたの悩みを解決してくれます。
ではこの2つのメニューにはどんな違いがあるでしょうか。
選び方も含めて解説します。

 

髪の悩みはどんな症状ですか？

日本でのヘアケア製品の広告を眺めてみると、
「ツヤがあり真っすぐとしたイメージ」が良いとされています。

 

黒髪でもカラーをしている髪でも、ツヤのある真っすぐな髪は健康さも感じられますよね。
髪にツヤやハリを求める人は多く、市販されているヘアケア製品にも
パサつきを改善することを目的としている製品が多くなっています。

 

しかし、繰り返されるヘアカラーやパーマが髪のダメージとして蓄積されてしまうと、
髪の健康さは損なわれてしまい、枝毛や切れ毛などのダメージが多くなっていきます。

 

では、皆さんの髪の悩みはどんな症状でしょうか。
ここでよくある3つのダメージを紹介します。

 

１．髪の悩み：くせやうねり

ツヤのあるストレートヘアは定番中の定番として人気のヘアスタイルですが、
生まれつきくせやうねりがある方は、なかなかヘアドライやケア製品だけではストレートヘアになりにくいため、
求めるヘアセットが難しい場合があります。

 

毎朝ヘアブラッシングやアイロンタイムで時間を失っている人も多いのではないでしょうか。

 

２．髪の悩み：ボリューム

髪の量には個人差があり、多すぎると感じる人も少なすぎると感じる人もいます。

 

多すぎると感じる場合には、ヘアカットの工夫でボリュームを下げることができますが、
すぐに頭部が膨らんだ印象になってしまうため悩んでいる人が多いのです。

 

一方で少ない場合にはアップスタイルが難しいなどヘアセットに難航する場合があります。
男女ともに年齢の積み重ねと共に髪の量が減ることもボリュームに大きく影響します。

 

３．髪の悩み：枝毛や切れ毛

カラーやパーマの施術後や日常的にヘアアイロンなどの熱を使うヘアセットを繰り返している場合には、
枝毛や切れ毛などのダメージが起きやすくなります。

 

毛先に集中しやすいダメージのため定期的にヘアカットでケアをすることが大切ですが、
カラーやパーマを繰り返していると髪全体にダメージが広がってしまうことがあります。

 

髪の悩みを改善するためにはどんな方法がある？

髪の悩みについて3つに絞って紹介しましたが、こうした悩みを改善するためにはどんな方法があるでしょうか。
そこで、髪質改善と縮毛矯正の２つの施術について迫ってみましょう。

 

髪質改善プログラムとはどんな施術？

近年多くの美容室で導入されるようになった
「髪質改善プログラム」ですが、具体的にはどんな施術内容でしょうか。

 

髪質改善に関しては美容室業界で明確な定義があるわけではないため、
ヘアカットの技術を通して髪質改善をうたっている場合もあれば、
シャンプー・トリートメントなどのサービスを通して髪質改善へとアプローチする美容室もあります。

 

一般的には美容室の実施している髪質改善プログラムとは
「トリートメント」を主体に行っていることが多く、
場合によっては専門性の高い技術で頭皮ケアを行う美容室もあります。

 

この点は各美容室の個性にもよるので、色んなメニューをご体験されてみることがオススメです。

 

トリートメントによる施術は頭皮洗浄後にトリートメントを行い、
髪のダメージの進行を遅らせることを目的としています。

 

栄養を髪に浸透させるため、カラーやパーマ施術が多い方にもオススメです。

 

縮毛矯正とはどんな施術？

日本においては根強いストレートヘア人気がありますよね。
ツヤのあるストレートヘアを完成させるには、くせ毛やうねりを抑えこむ必要があります。

 

癖のある髪を真っすぐにするために薬剤を髪に浸透させます。
ストレートパーマよりも縮毛矯正の方が価格は高めに設定されていることが多いですが、
薬剤の浸透などにも時間を要することや、縮毛矯正には技術も必要なためです。

 

一般的にストレートパーマよりも施術時間は長くなっており、
髪が長ければ長いほど施術時間も長くなり、費用も高くなります。

 

髪質改善と縮毛矯正なら、どちらがオススメなの？

髪質改善と縮毛矯正は仕上がりの写真は艶のあるストレートヘアで表現されていることが多いため、
施術が似ているように感じる人が多いですが、実は上記で解説の通り大きく異なります。

 

では、髪質改善と縮毛矯正はどちらがオススメなのでしょうか。
結論から言うと、髪のケアをお求めなら髪質改善がオススメです。

 

縮毛矯正はストレートパーマよりも強い薬剤を使って施術を行うため、
髪が綺麗にストレートになってもダメージが発生するのです。

 

しかし、縮毛矯正は強烈なうねりやくせ毛も大幅に改善し、髪の悩みから解放されるのも事実です。
カットやトリートメントなどを併用しながらダメージの進行をさせないことが大切です。

 

縮毛矯正でダメージが広がっている場合には、
髪質改善プログラムでじっくりとヘアケアをおこなうことで、手触りも改善します。

 

髪質を根本的に直し、ダメージを広げないためには時々縮毛矯正をお休みして
トリートメント主体の髪質改善に挑戦されてみてはいかがでしょうか。

 

髪質改善プログラムなら年齢の悩みにもアプローチができる

30代後半以降、年齢と共に徐々に髪のハリが失われていくことがあります。
女性の場合はロングヘア―の質感が変わり、髪が少なくなったと感じる人も多くなる年齢です。

 

40代以降はロングヘア―を諦めてショートカットやボブスタイルに変更される方も多いですが、
髪質改善を繰り返していくことでエイジレスな髪を得られる方も増えています。

 

特に女性は女性ホルモンの影響によって髪質に大きな変化を感じる人が多いため、
髪質改善を通してしなやかで健康な髪を維持することもオススメです。

 

薬剤に弱い方も髪質改善に挑戦しよう

カットやカラーはもちろんのこと、縮毛矯正も薬剤を使って髪を整える施術です。

 

肌が弱い方は縮毛矯正をニガテに感じるかもしれませんが、
髪質改善の施術なら髪のクセを押さえることもできます。

 

縮毛矯正と違い即効性はありませんが、髪の内側から変えたい方、
肌が弱いため薬剤使用を避けたい方は髪質改善を受けてみられてはどうでしょうか。

 

まとめ

この記事では髪質改善と縮毛矯正について、一体どちらがオススメなのか比較を行いました。

 

どちらも仕上がりの写真が類似しているため施術も近しく感じがちですが、
髪質改善はじっくりと施術回数を重ねることで髪の悩みを根本から見直すことができます。

 

薬剤で蓄積したダメージから回復を目指すためにも、是非髪質改善プログラムに挑戦してみてくださいね。