ー髪質改善のデメリットを知って後悔しない選び方ー

髪質改善のイメージと現実を整理しよう
「髪質改善」と聞くと、一度の施術でずっとサラサラになれるようなイメージを持ちやすいですが、実際は薬剤やトリートメントを使った“ヘアケアの一種”です。サロンごとに内容も効果も違うため、メリットだけを信じて飛びついてしまうと「思っていた仕上がりと違う」と感じてしまうこともあります。まずは髪質改善の基本と、なぜデメリットも知っておく必要があるのかを確認しておきましょう。
髪質改善=ノーダメージではない
多くの髪質改善メニューは、酸性の薬剤や補修成分を使って髪を整えますが、まったく傷まないわけではありません。髪の内部に働きかける以上、髪の体力が少ない状態で行うと負担がかかる可能性があります。「ダメージを減らすメニュー」であっても、ゼロダメージではないという前提を持つことが大切です。
仕上がりは髪質と履歴で大きく変わる
同じメニューでも、クセの強さや太さ、ブリーチやカラーの履歴によって仕上がりは変わります。SNSのビフォーアフターと全く同じになるとは限らないため、「どこまで変わりそうか」を事前に美容師とすり合わせておくことが、後悔を防ぐポイントになります。
髪質改善の主なデメリット
ここからは、多くの方が実際に感じやすいデメリットを具体的に見ていきます。気になる点があれば、カウンセリングの段階で必ず確認しておきましょう。
料金が高めで継続コストがかかる
髪質改善は、通常のトリートメントやカラーよりも料金が高くなる傾向があります。さらに、一度で完璧になるというより「数回の継続で状態を整えていく」メニューのため、二か月に一度など定期的な来店が勧められることも少なくありません。数回分の合計金額をイメージしたうえで、無理のないペースを決めておくことが大切です。
髪の状態次第では逆にダメージを感じることも
ブリーチを繰り返した毛先や、アイロンの熱でかなり傷んでいる髪に強めの薬剤を使うと、かえってパサつきやゴワつきを感じる場合があります。髪質改善=必ずツヤツヤになるわけではなく、「今のダメージレベルによっては避けた方が良いケースもある」と理解しておきましょう。
持ちや効果に個人差が大きい
髪質改善の持ちは、髪質・日頃のケア・スタイリング習慣によって大きく変わります。三か月近くきれいな状態を保てる方もいれば、一か月ほどで元の広がりが出てくる方もいます。口コミで「すごく長持ちした」という声があっても、自分の髪も同じとは限らない点はデメリットといえます。
スタイルチェンジやブリーチの影響が出やすい
酸熱トリートメントなど一部の髪質改善は、髪の内部に成分がしっかり残ることでツヤやまとまりを出します。その反面、後からパーマをかけたいときや、ブリーチで明るくしたいときに、思ったようにかからない・色が入りにくいといった影響が出る可能性があります。「近いうちに大きくスタイルを変えたい」タイミングでは慎重に検討した方が安心です。
施術時間が長く疲れてしまうことも
カウンセリング、前処理、薬剤塗布、放置時間、後処理と工程が多いため、施術時間は二〜三時間かかることもあります。仕事や家事の合間にサッと済ませたい方にとっては、「想像以上に時間がかかった」と感じる点もデメリットになります。事前に所要時間を確認し、余裕のある日に予約しておくとストレスを減らせます。
デメリットを減らすサロン選びとカウンセリングのポイント
デメリットをゼロにすることはできませんが、「自分に合ったメニューかどうかを一緒に考えてくれるサロン」を選ぶことで、失敗のリスクは大きく減らせます。カウンセリングでチェックしたいポイントを押さえておきましょう。
髪の履歴を細かく聞いてくれるか
信頼できる美容師ほど、ブリーチ歴やセルフカラーの有無、過去の縮毛矯正などを細かくヒアリングしてくれます。表面的な状態だけで判断せず、「髪の体力がどれくらい残っているか」を一緒に確認してくれるかどうかは重要なポイントです。質問が少なすぎる場合は、こちらからもしっかり情報を伝えるようにしましょう。
メリットだけでなくリスクも説明してくれるか
「絶対傷みません」「誰でもサラサラになります」と断言する説明には注意が必要です。持ちの目安、施術後に起こり得るパサつきや制限、スタイルチェンジへの影響などを、良い点とセットで説明してくれるかどうかをチェックしてみてください。不安なことを質問したとき、丁寧に言い換えてくれる美容師は、長くお任せしやすい存在になります。
自分の悩みに合った提案になっているか
広がりが気になるのか、うねりを真っすぐにしたいのか、ツヤだけ欲しいのかによって、適したメニューは変わります。場合によっては、髪質改善ではなくカットやホームケアの見直しを優先した方が良いこともあります。「必ず髪質改善を勧めてくる」のではなく、いくつかの選択肢を示してくれるサロンだと安心です。
自宅ケアでデメリットを最小限にしよう
髪質改善の効果やダメージの感じ方は、施術後のホームケアでも大きく変わります。せっかく整えた髪を長く保つために、日常で気をつけたいポイントも押さえておきましょう。
洗浄力の強すぎないシャンプーを選ぶ
クレンジング力の高いシャンプーは、皮脂だけでなく必要な油分やコーティングまで落としてしまうことがあります。髪質改善後は、アミノ酸系などマイルドな洗浄成分のシャンプーに切り替えるだけでも、ツヤとまとまりの持ちが変わります。頭皮がべたつきやすい方は、予洗いを丁寧に行うだけでも洗い上がりがスッキリしやすくなります。
濡れたまま放置せずすぐ乾かす
濡れている髪はキューティクルが開いた状態で、とても傷つきやすくなっています。お風呂上がりに長時間放置すると、せっかくの髪質改善の効果も弱まりやすくなります。タオルドライ後はすぐにアウトバストリートメントをつけ、ドライヤーで根元からしっかり乾かす習慣をつけましょう。
アイロンの温度を下げ、同じ部分に当てすぎない
髪質改善でツヤが出ているときほど、つい高温のアイロンを何度も通してしまいがちです。熱ダメージが重なると、内部の水分が抜けてパサつきの原因になります。温度はできるだけ低めに設定し、一か所に何度もスルーしないことを意識してみてください。
まとめ:デメリットも知ったうえで“自分に合う髪質改善”を選ぶ
髪質改善は、ツヤやまとまりを高めてくれる一方で、料金やダメージ、スタイルチェンジの制限といったデメリットもあります。大切なのは、「今の自分の髪と生活に本当に合うメニューかどうか」を冷静に見極めることです。不安な点はカウンセリングでしっかり相談し、必要であれば別のメニューや時期を提案してもらいましょう。メリットとデメリットの両方を理解して選べば、無理なく続けられる髪質改善となり、毎日のスタイリングもぐっとラクになります。
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