ー髪質改善はストレートだけ？今期待されているパーマの施術とはー

髪質改善と名称されている施術は、ストレートヘアへの施術が広く知られてきました。

 

しかし、今パーマによる髪質改善の技術も進化しています。パーマをかけると傷んでしまうというイメージが先行していますが、実は違うのです。

 

早速今回の記事では、パーマによる髪質改善技術を詳しく解説します。

 

髪質改善とは、そもそもどのような施術なのか？

髪質改善とは、美容室で大変人気があるメニューです。髪質改善は大きく3つに分類できます。

 

トリートメントによる施術

髪質改善のなかでも人気の施術の1つ目は、トリートメントです。毛先を中心に蓄積しているダメージをケアする効果があります。

 

また、うねりや広がりを抑える効果もあるため、定期的に施術を受けることでストレートのような髪質へと変化していきます。年齢を重ねて栄養素が減っている髪のケアにも適しているため、中年期以降の方にも大変人気です。

 

縮毛矯正による施術

髪本来の強いくせ毛をケアするために、広く用いられている施術が縮毛矯正です。この施術は髪本来のくせを矯正するために、強い薬剤を使って行われます、施術後は真っすぐなストレートヘアに仕上がりますが、毛先を中心にダメージが起きやすいため注意が必要です。

 

ストレートパーマによる施術

くるくるとしたパーマを施術したあとに、髪を真っすぐに整え直したい場合は、ストレートパーマがおすすめです。縮毛矯正ほどの効果はありませんが、自然なストレートのヘアへと戻ります。

 

以上のように、髪質改善として知られているメニューの多くが髪をストレートに仕上げることから、髪質改善＝ストレートという印象が広がっているのです。

 

髪質改善パーマの施術とは

近年、パーマ技術は進歩し、新たな選択肢が登場しています。

 

たとえば、近年爆発的な人気とともに施術が全国に広がったデジタルパーマは、形状が記憶できるパーマ液です。熱を使って浸透させることで、一般的なコールドパーマより長持ちします。

 

では、今回のテーマである髪質改善パーマとはどのようなものでしょうか。

 

普通のパーマとは異なる

髪質改善パーマは、一般的なパーマとは異なり、トリートメントと合わさった施術を行うものです。本来紙質改善トリートメントとパーマの相性は良くないですが、製品選びをわかったうえで施術を行うことで、傷みの少ないパーマが完了します。

 

また、この方法ならダメージが起きにくいためパーマも長持ちしやすく、ツヤのある状態をキープできます。パーマの施術は一般的に繰り返し施術をしていると傷みが広がりやすいといわれています。

 

しかし、髪質改善トリートメントと合わさっている施術なら、パーマの利点とトリートメントによる利点を存分に生かせるのです。

 

別の施術として行うことも可能

髪質改善トリートメントは単体の施術としても人気があります。

 

縮毛矯正などで傷んだ髪をケアする効果があり、男女問わずに人気のある施術です。

 

パーマの施術と髪質改善トリートメントは、それぞれ別の施術として受けることも可能です。髪質改善はダメージを整える効果があるため、施術する前にはパーマを先に行うことが多いですが、使用する薬剤や美容室の方針によっても異なるため注意してください。

 

施術のスケジュールはかかりつけの美容室で、担当の美容師とタイミングを計算したうえで行うことがおすすめです。

 

髪質改善トリートメントはなぜ人気があるのか？

髪質改善トリートメントは近年注目を集める機会が増加していますが、そもそもなぜ人気があるのでしょうか。この章では髪質改善トリートメントのメリットについて3つの視点から解説します。

 

１．髪にツヤが生まれる

髪質改善トリートメントは、髪にツヤが生まれる施術です。パーマや縮毛矯正などによってダメージが蓄積されていると、チリチリとした髪質になり、まとまりが失われます。

 

しかし、髪質改善トリートメントを続けることで、毛先だけではなく根元にもツヤがしっかりと生まれるので、頭部全体が美しく仕上がります。継続することで常にツヤがある状態をキープできます。

 

２．くせ毛が落ち着く

年齢やダメージによって、髪はしつこくうねるようになります。縮毛矯正を行うとこうした気になるくせ毛は改善しますが、縮毛矯正自体非常に強力な施術のため、繰り返してしまうと髪にダメージが広がります。

 

しかし、トリートメントの効果によって髪に栄養が入るため、くせ毛が落ち着き、過度に縮毛矯正を繰り返さなくても良くなります。

 

３．ヘアセットがしやすくなる

パーマを繰り返していると、髪に必要な栄養素が失われ、まとまりがない印象に変化してしまいます。しかし、トリートメントの効果を髪の内側まで浸透させることで、ヘアセットがしやすい髪へと変化します。

 

■パーマで傷んだ髪に再度パーマはできる？

髪質改善トリートメントと出会うと、繰り返し行ったパーマで傷んだ髪も、またパーマができるのではないかと気になるものです。特にパーマの施術を好む方のなかには、髪のボリュームが気になっているからこそ、ストレートヘアではなくパーマスタイルを好んでいる方もいます。

 

パーマで髪が傷んでしまった方でも、髪質改善トリートメントを使って定期的なダメージケアを行っていれば、再びパーマをかけられます。また、ダメージは毛先を中心に起こりやすいため、こまめにカットをしてケアをすることが大切です。

 

ダメージが強い方は特に髪質改善トリートメントがおすすめ

繰り返しブリーチやパーマを行っており、頭部全体にダメージが蓄積されている場合は髪質改善トリートメントを優先して行うことがおすすめです。

 

特に明るいカラーを好む方は毛先だけではなく、頭皮にもダメージが及んでいる場合があります。

 

ただし、髪質改善トリートメントは明るいカラーを退色させてしまう可能性があるため、慎重に施術タイミングを決める必要があります。髪質改善トリートメントはこうした注意事項があるため、美容室と相談をしましょう。

 

まとめ

今回は、髪質改善について意外なキーワードである「パーマ」の視点から詳しく解説しました。

 

使用製品にもよりますが、髪質改善の施術とパーマは同時に行えます。しかし、タイミングによってはカラーの退色もあるため、美容室に相談をしたうえで施術を判断しましょう。